性病は性行為において皮膚や粘液の接触により感染する疾患の総称です。
一般的な性交渉だけでなく、口腔を性器に接触させるオーラルセックスや直腸を使うアナルセックス、同性間の恋愛といった性的接触などによって引き起こす可能性があります。
性病は症状が出ないこともあるので、性行為を行った後に、いつもと違う変化があった場合に、性病の疑いの可能性も視野に入れる必要があります。
まず、男性の場合は性病の症状は尿道に現れることが多いので、下記のような変化が見られたら診察を受けた方が良いです。
尿道から膿が出る、排尿時に尿道が傷む、尿道に痒みや不快感がある、睾丸に腫れや痛みがある、亀頭に痒みや痛みがある、陰茎の包皮に痒みやただれが見られる。
一方、女性の場合は性病の主な症状はおりものの変化や下腹部の痛み、性交痛が挙げられます。
おりものの量が異常に増えていたり、泡状になっていて生臭くなっていたり、ヨーグルト状やカッテージチーズ状になっているといったいつも通りの状態が違っていたら疑った方が良いと言えます。
さらに、下腹部や陰部の痛み、排尿時に強い痛みがある、ペニスを挿入されると痛みがあるといった場合も性病の可能性を疑った方が良いケースです。
男女ともに見られる性病の可能性がある変化については
- 陰毛のあたりに激しい痛み
- 下着に黒い点のようなシミが見られるようになる
- 性器や校門の周辺に痛みのないブツブツや痛みのある水ぶくれが見られたり豆物ほどのコブがあり痛みがある
- 太ももの付け根が腫れている
- 特に痛みはないが性器や肛門だけでなく手や指、口にできものが出来ている
- ピンク色で円形のアザや赤みのかかったブツブツが全身のいずれかにある
- のどに痛みのある腫れがあり
- 発熱がある
- 皮膚や白目が黄色っぽくなっている黄疸の症状が見られる
- 発熱、だるさ、食欲低下、のどの炎症、吐き気、筋肉痛、
- 濃い色の尿が出る
と言った症状が2週間以上続いていることが挙げられます。
特に男女ともに共通として性病の疑いがある変化については風邪症状と似ている部分もあり、いつもよりひどい風邪だと思っていると、実は性病で発見が遅れてしまうことも多いです。
性病は全身の皮膚等あらゆる箇所に現れ、発熱や喉の腫れといった風邪に似た症状が現れることもあります。
性行為の後にいつもと違う変化や明らかな変化、普段見られない症状が見られた場合は診断を受けることをお勧めします。
性病は性行為を行う場合にはかかってしまう可能性があることを心にとどめ、お互いに性病のリスクを知っておく必要があります。
