HIVやマイコプラズマ、梅毒など性病の種類もたくさんありますが、その中でも日本で一番感染者が多いと言われているのがクラミジアという病気です。

男性よりも女性の患者の割合が多い、20代の若い世代の感染者が多いなどの傾向が見られますが、それだけクラミジアが性病の中でも身近な存在だということの表れでもあります。

クラミジアは感染しても無症状なことが多いので、患者本人が気づかないままパートナーに感染させてしまうというケースが少なくありません。

自覚症状がある人でも、男女ともに軽い症状しか出ないことが多く、しかも風邪などの他の病気や体調不良と誤解しがちなのも、発見が遅れる原因と言えるでしょう。

女性の場合はおりものが黄色っぽくなったり、今までとは違う匂いがし始めたら注意したほうがいいでしょう。

男性の場合は、排尿時に少し痛みを感じたり、少量の白い膿が出ることがあります。

男女とも病気が進行すると不妊の原因になるので、自覚症状が出なかったり軽傷だからと言って軽視してはいけない性病です。

自宅で使える性病検査キットにもクラミジア用があるので、医療機関に行って調べるのに抵抗感がある人は、まずはキットを使って調べてみましょう。